× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 |
![]() |
実はもう何年もやっているマビノギ。
そろそろレビューでも書いておこうかなと思い立ったのであった。 ----------+*剣と魔法と音楽のケルト世界*+---------- 神話好きでもなければ知らないようなすっごいマイナーな神話ですが、 知る人にはタイトルで一発でわかるというケルト神話。 といっても、最近はいろいろ世界観が迷走していたりするので、 違和感ばりばりですが・・・。 ゲーム的には、よくある剣と魔法の世界観に「生活」を取り入れたカンジ。 プレイヤーは「ミレシアン」と呼ばれる異邦の民となって、 「ナオ」という名の、胸の大きなねーちゃんにマビノギの世界にいざなわれます。 ゲームは、このマビノギの世界で繰り広げられることとなります。 ----------+**戦闘はアクション性抜群!+---------- 戦闘方式はスキル制のリアルタイムアクション。 プレイヤーは相性関係のある各種スキルを状況に応じて使い分けていきます。 そこらへんのクリックゲーとは違い、ちょっとしたコツを要しますが、 プレイヤーの腕前次第でどうとでもなるシステムなので、 やりこむほどにキャラとともに強くなっていく実感が湧きます。 逆に、下手な人だといくらキャラや装備を強くしても、 一瞬でやられてしまえるので、ゲーム性は抜群だと言えます。 上手な人は、ふざけた装備でも強敵をフルボッコしていきますが・・・ ----------+*生活系MMOと謳っているのは伊達じゃない*+---------- 羊毛刈りに、ハーブ採取、鉱石を採掘してアルバイト。 薪を割ってキャンプを炊いて、魚を釣って料理を作って、 自分で作った曲を楽器を奏でてみんなで食べる。 NPCと会話をすれば、そのNPCが自分のことを覚えていてくれる。 好感度を上げていくと、新しい会話が聞けたり、プレゼントをもらったり…。 とまぁ、こんなかんじで、かな~り生活感を描いているゲームです。 アルバイトをこなすだけで経験値がもらえたりするのは当時新しかったですね。 もうひとつ、生活感を描いている要素が年齢でしょう。 一週間で1年がたち、土曜日の昼を過ぎると全キャラクターが加齢します。 年をとったら転生することで、古い肉体を捨てて新しい肉体を得ることが可能です。 ----------+**アバターの種類が異常に多すぎっ+---------- マビノギの素晴らしい点のひとつが、アバターの豊富さでしょう。 人間、エルフ、ジャイアントという3種族に、 顔立ち、髪型、目、口をパーツごとにかなりの種類の中から選べます。 色の数も豊富で、どこかで見たようなキャラが作れたりします。 また、服装も相当な種類があって、 こちらは部位ごとに256色カラーに任意で彩色することが可能。 この染色システムのおかげで、同じ装備でもまったく違ったふうに見えて 彩り豊かなキャラクターたちを作り上げることができます。 (しかも装備品はほぼ同じ性能なので、好みで選べる!) ----------+*評価*+---------- 【システム】:☆☆☆☆★ 【シナリオ】:☆☆☆★★ 【グラフィック】:☆☆★★★ 【サウンド】:☆☆☆★★ ―――――― 総評:☆☆☆☆★ 【システム】:☆☆☆☆★ ・画期的で挑戦的なシステムを取り入れているという点で高得点。 他に類を見ない独創性はさすがの長寿ゲームである証。 ・MIDIをMMLで書いてゲーム内の楽器で演奏できたり、 アクション性を全面に引き出したスキル戦闘システムなど、画期的。 ・ユーザインターフェースへの心配りが素晴らしい。 直観的に操作できるので、初めてでも違和感がまるでない。 ・惜しむらくはバグが多いこと。 中には致命的なものも存在するので、唯一の汚点と言えます。 どのゲームにもバグはあるのですが、ちょっと多すぎるというのが減点理由。 【シナリオ】:☆☆☆★★ ・世界観とテーマをそれなりに大事にしているので、 ゲームの世界にのめりこむだけの質は十分満たしています。 ・シナリオ攻略のストーリーが長寿ゲームだけあって相当なボリューム。 これをやっているだけで半年は楽しめるはず。 ・日本語版制作スタッフのセンスが皆無。 誤訳や誤字脱字は当たり前で、中には日本語として機能していない箇所も。 場面によって登場人物の口調や性格が変わったりなんてお茶の子さいさい。 そこらへんの同人作家のほうがマシなのではないかと思えるレベル。 仮に直訳だとしても、韓国ではアレで許されるのかもしれませんが、 日本では無理です。仕事してください。日本語覚えてください。 【グラフィック】:☆☆★★★ ・モーションがそれなりに丁寧に作りこまれているので、 そこそこの臨場感はある。 ・しかし古いゲームというのもあって、モデリングはかなり荒い。 お世辞にも綺麗なグラフィックとは言えないレベル。 ・それでも、豊富な装備品の数々やモーションの多さがあるので、 致命的な欠点とも言えないのもまた事実。 【サウンド】:☆☆☆★★ ・BGMに関しては、中の上といったかんじで、 音質は良くないけど、たまにいい曲が入ってるかな?程度。 ・エフェクトに関しては取ってつけたようなゲーム音で、 臨場感は味わえないけど、世界観にはマッチしてるかなといったところ。 ・環境音はいい具合に空気感を演出しており、 独特の雰囲気を醸し出してくれているので個人的に好評価。 総評:☆☆☆☆★ 完成度という点において、非常に高い水準でまとまっているように思えます。 部分的には首をかしげるようなクオリティでも、 ひとつの作品として全体を見ればこその出来栄えは、十分に評価できます。 なので、総評はかなり高く点数をつけてみました。 ただ、やはり問題はバグでしょうか。 システムの項でも触れましたが、他作品に比べ致命的なバグが多すぎるため、 そこが唯一といえる総評失点でした。 多発するバグに対する運営の告知や対応が、かなりいい加減というのもあります。 基本的にバグ修正は後回しで、新しいコンテンツの実装を優先しているので、 どんどんバグがひどくなっていったり、昔のバグが再発したりなど、 アップデートのたびに仕様が変わったりします。 (その仕様変更も告知なし、問い合わせで仕様と回答) とまぁ、運営がゲーム内容を把握できていないくらい仕事は適当ですが、 ゲームとしての完成度は先に書いた通り折り紙つきです。 結局はどんなに良い作品も、運営次第なんだなぁと気づかされました。 PR |
![]() |
![]() |
|
![]() |